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縄文杉登山中に通る、屋久杉の銘木「大王杉」の看板が新設されました。

2022年に大王杉展望デッキがつくりかえられて以来、ちかくに案内看板がなかったのですが、これでガイド付きではない一般登山客の方にも大王杉の存在に気が付いてもらいやすくなるのかな。

大王杉看板

大王杉看板

大王杉のデータを見ると数字が更新されていました。

いままで大王杉の数値は、樹高24.7m、胸高周囲11.1m
だったのですが、新たに測定されたデータに置き換わったようです。
※胸高周囲とは、人間の胸の高さ1.2mから水平に周囲を図った長さ。

約30年前に屋久杉の巨木のデータ調査が行われたのですが、屋久島世界自然遺産登録30周年を記念して、数値の調査があらためて行われました。

縄文杉や白谷雲水峡の七本杉など、名前が付いた屋久杉の巨樹47本の調査を行ったそうです。
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2月中旬まで工事中だった新しい大王杉展望デッキと周辺登山道が完成しました。

今までは見上げるかたちで眺めていた大王杉を、より近くから観察できるようになりました。

縄文杉を目指す際の新しい楽しみができましたよ。

新しい大王杉展望デッキ①

新しい大王杉展望デッキ②

今まで見ていた角度からも内部の空洞は確認できていましたが、裏側にも木肌に大きな裂け目があったんですね。
今まで見ることができなかった角度から大王杉を眺めるとまた違った印象になると思います。

今回の新たな登山道が開通となったので、万が一大王杉が倒れた際に影響の出る旧登山道は通行止めとなりました。

新しい大王杉周辺登山道

また、新たな登山道の階段部分は段差が高く狭いため、すれ違いが困難です。
基本的には上り進路優先で、譲り合っての通行をお願いいたします。

日帰りで縄文杉を目指していると到着30分前くらいに現れる屋久杉の銘木、「大王杉」。
その大王杉周辺の登山道切り替え工事が2021年10月から始まっています。

工事期間は2021年12月20日(予定)までですが、工事中の現在も通行自体は可能です。

大王杉展望デッキ工事

登山道切り替えの大きな理由は、大王杉の衰退によって倒れてしまうのではないかと心配されているからだそうです。

写真でもわかる通り、裂け目から見た大王杉の中は大きな空洞となっています。
2010年に倒れてしまった翁杉も、内側に大きな空洞があり、それが倒れた理由ではないかと言われています。

倒れるとしたら斜面の下側に木が来るので、安全のために斜面の上側へ登山道を通すことになりました。

新しい登山道は、旧道から見て大王杉の裏側を通るルートをとっています。

工事前の登山道は、大王杉足元の南側を通り、斜面の上に立つ姿を眺めるようになっていましたが、新しい登山道は大王杉の北側を迂回するルートになります。

途中で展望デッキも整備されているので、ゆっくりと眺めたい場合も登山客の通行を妨げにくく工夫されているようです。

新しい登山道が完成次第、旧道は通行禁止になるそうです。
こうやって大王杉の姿を見上げるのも今年で最後になります。

ただ、新しい登山道は今よりも大王杉への距離は近くなるそうですので、それはそれで楽しみではあります。

12月15日~の寒波の影響で、屋久島の山中も降雪がありました。

屋久島は南の島で、暖かいイメージがあると思いますが、標高の高いエリアは雪が降ります。

苔と雪

12月16日

白谷雲水峡は、標高1000mの辻峠あたりから積雪が確認できました。

特に日陰が多い、太鼓岩まで上がる急登は凍って滑りやすいので注意が必要です。

この日の現地の気温は、1℃ほどでした。

辻峠

太鼓岩付近で、天気予報の最高気温より6℃ほど低くなります。

大株歩道

12月18日

縄文杉コースは、標高1000mウィルソン株あたりから積雪が確認でき、標高1,100mあたりから滑りやすくなったため、ゴムスパイクを着用しました。

縄文杉デッキで10cmほどの積雪がありました。

現地の気温は、1℃ほどです。

積雪あり

縄文杉 南デッキ

年末までは再び気温が上がる予報ですので、今回降った雪もいったんは溶けると思いますが、年末年始の寒波で再び降雪が予想されます。

冬季(12~2月)の屋久島では、ゴムスパイクやアイゼンの準備、防寒対策をしっかりと行ったうえでトレッキングや登山を楽しまれてください。

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