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縄文杉を眺める

屋久島で宮之浦岳縦走登山や縄文杉トレッキングを日帰りではなく山泊で行かれたい方に向けて、山小屋(避難小屋)やテント場でのキャンプをする際の場所や使い方、トイレの状況、水場の場所、利用時のルールやマナーをまとめました。

屋久島で初めて登山をされる方や山中での宿泊が初めての初心者の方はぜひ参考になさってください。

 

屋久島内の山小屋やテント場について

 

屋久島島内には全部で6か所の山小屋(避難小屋)があります。

  • 白谷山荘 (標高 825m、収容人数 約60人)
  • 高塚小屋 (標高 1,330m、収容人数 約20人)
  • 新高塚小屋 (標高 1,460m、収容人数 約60人)
  • 鹿之沢小屋 (標高 1,550m、収容人数 約20人)
  • 淀川小屋 (標高 1,380m、収容人数 約40人)
  • 石塚小屋 (標高 1,600m、収容人数 約20人)

すべての小屋が管理人の常駐していない無人の避難小屋です。
利用は無料ですが、維持管理の費用は世界自然遺産屋久島山岳部環境保全協力金で一部賄われています。(任意金です。)
宿泊の際は事前予約できず、早いもの勝ちになります。
寝具(寝袋、シェラフやマットなど)やガスとバーナー、コッフェルなどの調理道具、食事の備え付けはありませんのでご自分で準備いただく必要があります。

テント泊の場合は各小屋近くのテントスペースを使います。屋久島の山中は小屋付近以外でのテント泊やキャンプは、緊急時を除いて原則として禁止となっています。
各避難小屋には定員があり、混雑具合によっては各小屋近くのテントスペースでキャンプをすることになります。
ゴールデンウィークや夏休みシーズンなど混雑が予想される時期は、定番コースの宮之浦岳~縄文杉縦走時に使う、高塚小屋新高塚小屋の人気の避難小屋は特に混雑します。
到着が遅れ、混雑具合によっては避難小屋に入りきれない場合もありますので、ハイシーズンは事前にテントをお持ちくいただくことをおすすめします。

 

各避難小屋とテント場の使い方や注意点、ルールやマナー

 

高塚小屋の案内看板

  1. バーナーやガスコンロの利用は火事に気を付けてお使いください。
  2. 自分で出したごみや道具は自身でお持ち帰りください。親切心なのか、使いかけのガス缶や毛布を置いていく方もいますが持ち帰りましょう。
  3. 雨の日は小屋内の床をなるべくぬらさないように気を使ってください。
  4. 翌日早くに出発される方もいますので、20:00以降は静かに過ごしてください。
  5. 雨の日は雨具やレインウェアの取り違えには注意してください。
  6. 最後に出発される方は窓と扉を閉めていてください。
  7. スペースが限られていますので、周りの方と譲り合って使ってください。
  8. ヤクザルやヤクシカが荷物を荒らします。小屋の外に食品や食器を置かないでください。

 

※トイレや水場は各小屋から10分以内にあります。トイレにはトイレットペーパーは設置されていませんので各自でご準備ください。
また汲み取り式のトイレですので、中へものを落とすと回収できませんので注意してください。

屋久島でのトレッキング時のトイレについては別途まとめてあります。参考になさってください。

屋久島の山岳トイレの場所と携帯トイレの使い方

 

山小屋の利用について

すべての避難小屋は事前予約できず先着順です。
多くの方が使う公共施設ですので、譲り合って使うようにしてください。

フロアを汚してしまった場合は、次に使う人のことを考えてご自身できれいにしてください。

食べ物を吊る
フロア内には細引きのロープがありますのでうまく使いましょう。

各小屋内はネズミが出没するので要注意です。就寝時は食べ物やごみは吊るしておくことをおすすめします。
食べものをザックの中へしまい込んでいても、リュックサックごと食い破られてしまうこともありますのでご注意を。

高塚小屋2階
混雑時は特に周りの方と譲り合って使ってください。

とくに利用者の多い高塚小屋と新高塚小屋内の各フロアは、一人分のスペースがわかるように白線を引いてあります。
混雑時は特にスペースからはみ出さないように、周りの方と譲り合って使いましょう。

 

テント場の利用について

高塚小屋付近のテント場
高塚小屋ちかくのテント場。

テントを使う場合は、原則各小屋付近のスペースを使います。登山道にはみ出さないように設置してください。

テントスペースでの焚火は禁止です。
バーナーやガスコンロを使う場合は火事に気を付けてご利用ください。

猿や鹿などの野生動物がいますので、食べこぼしは放置しないでください。また餌付けも絶対にしないでください。

 

屋久島内の山小屋の場所マップ

 

屋久島の避難小屋マップ

各避難小屋の場所をマップにまとめました。
自分の行き先やルートを確認して、使用する避難小屋の位置を確認してください。

また、各避難小屋の詳細情報もまとめてありますので、屋久島旅行中に利用予定の山小屋の状況をチェックしてください。

 

白谷山荘

白谷山荘 避難小屋
白谷山荘入口と正面広場にはベンチとテーブルがあります。

標高 825m、収容人数 約60人、男女別の汲み取り式トイレあり、建物入口に水場あり

白谷雲水峡入口から約1時間。

名前に山荘とありますが、かつては管理人の常駐する山小屋として使われていたそうです。今は避難小屋として使っています。

白谷雲水峡入口に近いこともあって、宿泊利用者は少ないのですが、屋久島入りした日にここに泊まって、縄文杉や宮之浦岳へ目指される方が使っているのを見かけます。

また、日中は日帰りで白谷雲水峡を散策されている方の休憩所となっています。

白谷山荘 入口フロア
入ってすぐにある大フロア。
白谷山荘 2段フロア
入口フロアとは別の2段ベットになったフロア。2部屋あります。

宿泊フロアは3つに分かれていて、入ってすぐの板を敷いたスペースと宿泊スペースが2段になった部屋が2つあります。

各フロアで屋根上のソーラーパネルで充電したLED電灯を使用できます。

白谷山荘 水場
沢の水を引いています。

水場は入口正面にあります。

白谷山荘 トイレ
男女別の汲み取り式で、トイレットペーパーの備え付けがあります。

トイレは小屋内に入って正面左側にあります。

 

高塚小屋

高塚小屋
縄文杉に1番近い避難小屋です。

標高 1,330m、収容人数 約20人、男女共用の汲み取り式トイレと携帯トイレブースあり、縄文杉方面へ10分歩くと水場あり

縄文杉から約10分、新高塚小屋から約1時間。

縄文杉の1番近くで宿泊できる避難小屋とテント場です。
ガイドツアーの縄文杉1泊2日ツアーでの利用者も多い場所です。

2013年にレモンガスの赤津慎太郎氏の寄付で改築されました。壁材にガラスコーティングした紙管が使われています。隙間はシリコンで埋められているので、日中は光が差し込んで明るいです。

高塚小屋 1階
高塚小屋の1階部。同じくらいの広さのフロアが3階建てになっています。

宿泊フロアは3階建て。3階部分にはバルコニーもあります。

高塚小屋 テント場
高塚小屋付近のテント場。デッキがあるので雨の日でも快適です。

テント場は小屋横のデッキスペースと小屋から少しだけ離れた新高塚小屋方面にデッキがあります。デッキが空いていなかったら森の中の平らな空いたスペースを使います。

縄文杉近くの水場
高塚小屋に1番近い水場。縄文杉方面から高塚小屋へ向かう場合は事前に水を汲んでいくことをおすすめします。

高塚小屋付近には水場がありません。水場は高塚小屋から10分ほどの縄文杉南デッキから20m下った場所にあります。

高塚小屋トイレ
高塚小屋トイレ。最近洋式になりました。

汲み取り式トイレは小屋を出て階段を下って右側に。携帯トイレブースは小屋を出て左側の斜面の上にあります。

 

新高塚小屋

 

標高 1,460m、収容人数 約60人、男女共用の汲み取り式トイレと自己処理型トイレと携帯トイレブースあり、小屋のすぐ近くに水場あり

高塚小屋から約1時間、宮之浦岳山頂から約2時間40分

屋久島の数ある縦走ルートでも特に人気の、淀川登山口~宮之浦岳~高塚小屋~縄文杉~白谷雲水峡のコースで1泊2日、もしくは前泊は淀川小屋を使った2泊3日で使う方が多いです。
ゴールデンウィークや10月~11月の縦走登山シーズンは混雑が予想されます。

宿泊スペースは2段になっていて広々としています。
1時間先に進んだところにある、高塚小屋よりも収容人数が多いので、縦走時は新高塚小屋を使うことをおすすめします。

水場は小屋を出て右手の階段を下って、さらに右手へ突き当りまで進むとあります。

トイレは水場近くからさらに右手へ進むとあります。

 

鹿之沢小屋

 

標高 1,550m、収容人数 約20人、歩いて5分くらいに男女共用の汲み取り式トイレと携帯トイレブースあり、小屋のすぐ近くに水場あり

永田岳山頂から約40分

屋久島の北西へ抜ける永田歩道と南西へ抜ける花山歩道の分岐点にあります。

永田歩道と花山歩道は、ともに利用登山者が少なく、登山道が不明瞭なところもありますので注意が必要です。

日帰りでは登るのが難しい永田岳を目指す方がよく使われます。

宿泊スペースは土間で左右2つに区切られた2段のフロアです。

小屋入口正面のテント場には一応板が敷いてありますが、水の流れがあり湿り気があるので張りにくいです。

水場は花山歩道側を進んですぐ近くにあります。

トイレは永田歩道側へ進んで50mくらいのところにあります。

 

淀川小屋

淀川小屋
淀川小屋。入口付近には屋根付きのベンチあり。

標高 1,380m、収容人数 約40人、男女共用の汲み取り式トイレと携帯トイレブースあり、小屋のすぐ近くに水場あり

淀川登山口より約40分、宮之浦岳山頂より約2時間45分

安房集落から紀元杉までの路線バス14:55着で山へ入り、縦走1泊目に使う方が多いです。

淀川小屋 室内
宿泊スペースは中央通路を挟んで左右に分かれ、2段になっています。

小屋内の宿泊スペースは2段になっていて広々としています。

淀川小屋 テント場
テント場は雨が降ると水が溜まりやすいので注意。

テント場は小屋入口のすぐ正面にあります。フラットでとても張りやすいテントスペースです。

淀川小屋 水場
看板のほうへ進むと沢があります。

水場は小屋を出て右手へ進んだすぐ近くに。看板があるのでわかりやすいと思います。

淀川小屋 トイレ
右手から男女兼用の汲み取り式トイレ1室、携帯トイレブース2室です。

トイレも小屋を出て正面にあります。

 

石塚小屋

 

標高 1,600m、収容人数 約20人、男女共用の汲み取り式トイレと携帯トイレブースあり、歩いて5分くらいで水場あり

花之江河より約40分、ヤクスギランドより約3時間10分

黒味岳に1番近い避難小屋になるので、山頂で朝日を望みたい方が利用されますが、基本的には利用者の少ない避難小屋です。

水場は花之江河方面へ5分ほど進んだ登山道沿いにあります。

トイレは小屋入り口の裏側にあります。

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